内容をあとで見返すかもしれない。コラージュに使えそう。そう思って、ついつい取っておいた窓付き封筒。気づけば、すっかりたまっていました。
- 捨てられずにたまったDM
- なんとなく気になる封筒の窓
- 手づくりしてみたいコラージュ素材
- 気になるジャンクジャーナル
休日に、DMの整理を兼ねてコラージュ素材づくりをしてみました。使ったのは、窓付き封筒と茶封筒、そして葉っぱ形のエンボスパンチ。封筒の裏側に模様が隠れていたり、薄い窓の紙が上手く抜けなかったり。やってみて初めて分かることが、たくさんありました。

ふつうの封筒が、コラージュ素材になるんですか?

なるんです。裏返してみると、思いがけない模様が出てくることもありますよ。
この記事では、封筒で作るコラージュ素材の材料と作り方、作業して気づいたコツを写真つきで紹介します。捨てるのはもったいない、でもたまる一方。そんな封筒の行き先に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
コラージュ素材づくりのきっかけ
コラージュ素材づくりを始めたきっかけは、手元にたまっていた封筒でした。捨てるには惜しい、でも使い道は決まっていない。そんな封筒と、ようやく向き合うことにしたのです。整理しながら、素材にもできたらいい。そう考えたのが、今回の始まりでした。ここでは、封筒がたまっていった理由と、素材に選んだ封筒、そして作業をした休日のことを書いていきます。
ついつい残した窓付き封筒
DMや明細は、開封したらなるべくその場で処分しています。ただ、なかには、あとで内容を見返したくなるものも。そういうものは、中身と一緒に封筒ごと取っておきます。
それに、コラージュに使えそうな封筒も。見返すため、いつか使うため。どちらも理由があるぶん、なかなか手放せません。こうして、ついつい残した窓付き封筒が増えていきました。
グラシン窓の封筒と茶封筒
残していたのは、窓の部分がグラシン紙の封筒と、茶封筒です。グラシン紙は、半透明の薄い紙。封筒の窓には、グラシン紙のほかに、プラスチック素材のフィルムが使われることもあるそうです。
ふんわり透けるグラシン紙の窓と、茶封筒のクラフト紙。どちらもコラージュに向いていそうだと思っていました。いつか使ってみたい。そう思いながら、手元に残していたのです。
参考:封筒・紙袋通販.com「窓付き封筒で使用される素材の種類について解説します!」
DM整理を兼ねた休日の作業
そこで休日に、たまった封筒の整理を兼ねて、コラージュ素材づくりをすることにしました。
- たまった封筒の片づけ
- ほしかったコラージュ素材
- 手を動かす楽しい時間
ただ捨てるより、時間はかかります。けれど、そのぶん楽しい時間が手に入る。それが、この作業のいいところです。次の章では、実際に使った封筒と道具を紹介します。
封筒のコラージュ素材と道具

今回のコラージュ素材づくりで使ったのは、窓付き封筒と茶封筒、そしてクラフトパンチがひとつ。材料を新しく買い足す必要はありません。手元にたまっていた封筒が、そのまま素材の元になります。写真の右下にあるのが、パンチで抜いた葉っぱパーツ。封筒の模様や色の違いで、同じ形でも一枚ずつ表情が変わるのです。ここからは、それぞれの材料と道具について、使ってみて感じたことと一緒に紹介していきます。
グラシン窓付きの封筒
まずは、窓の部分がグラシン紙の封筒。うっすら向こうが見える透け感と、触ったときのシャリシャリした感じ。なぜだか分からないけれど、ひかれてしまうのです。
窓のまわりの部分も、立派な素材です。封筒を開いてみると、裏側に模様が入っているものもありました。この模様については、あとの章でくわしく書きますね。
素朴な色の茶封筒
茶封筒は、一般的にクラフト紙で作られています。茶色なのは、原料のパルプを漂白していないから。紙のもともとの色が残っているのです。繊維の長い木が原料なので、丈夫で破れにくいのも特徴です。
実際にクラフト紙をパンチで抜いてみると、葉脈の凹凸がきれいに出ました。しっかりした紙だからこそ、エンボスが映えるのだと思います。
参考:ハート株式会社「茶(クラフト)封筒の種類と選び方」、封筒屋どっとこむ「茶色?白色?クラフト封筒の魅力〜未晒と晒しの違いとは?〜」
DECOPエンボスパンチ リーフ
葉っぱの形に抜くのに使ったのは、花岡株式会社の「DECOPエンボスパンチ リーフ スモール」です。紙を差し込んで押すだけで、葉っぱの形に抜けるのと同時に、葉脈の凹凸(エンボス)もつきます。
- 葉っぱの形に型抜き
- 葉脈のエンボスも同時に
- 紙を差し込んで押すだけ
使ってみて分かったのは、エンボスはしっかりめの紙のほうがきれいに出るということ。薄い紙よりも、厚みのある紙のほうが、葉脈がくっきり浮かび上がります。
参考:Amazon.co.jp「DECOP エンボスパンチ リーフ」
葉っぱパーツの作り方
葉っぱパーツの作り方は、とてもシンプル。封筒を開いて、裏返して、パンチで抜く。基本はこれだけです。ただ、封筒には表と裏があり、窓の部分とそれ以外の部分もあります。どこをどう使うかを先に決めておくと、封筒を無駄なく素材にできます。ここでは、私が実際に作業した順番に沿って、手順を3つに分けて紹介します。特別な技術はいりません。
封筒を開いて裏返す
まずは、封筒を開いて一枚の紙にします。開いた理由は、封筒の裏側(内側)を表にして使いたかったから。
DMや明細の封筒は、表面に印刷の文字が入っていることが多いのです。開いて裏返せば、文字のない内側が表になり、素材として使いやすくなります。
窓の部分はシートのまま残す
窓の部分は、パンチで抜かずにシートのまま残しました。コラージュ素材として面白いと思っていた窓は、そのままの形で使いたかったのです。
写真の青い封筒は、窓のまわりを枠のように残しています。窓の中にほかの素材を入れてみたり、枠としてそのまま使ったり。素材を作りながら、いろいろな組み合わせを試してみたいと思いました。
窓以外の部分をパンチで抜く
葉っぱパーツは、窓以外の部分で作りました。裏返した封筒の、模様のある部分やクラフト紙の部分を、エンボスパンチで抜いていきます。
- 封筒を開いて一枚の紙に
- 文字のない裏側を表に
- 窓の部分はシートで保管
- 窓以外の部分をパンチで型抜き
では、窓の薄いグラシン紙はパンチで抜けるのか。試してみたら、ちょっとしたコツがいりました。次の章で、作業して気づいたことと一緒に紹介します。
作業して気づいた3つのこと

封筒を眺めているだけでは分からなかったことが、手を動かしてみるといくつも見えてきました。開いてみて初めて気づいた、封筒の裏側の模様。薄いグラシン紙を抜くときの、ちょっとしたコツ。そして、作業そのものの楽しさ。どれも、実際にやってみたからこそ分かったことです。これからコラージュ素材づくりをしてみたい方にも役立つと思うので、ひとつずつ紹介していきますね。
封筒の裏側に隠れた模様
封筒を開いて裏返してみると、模様が入っているものがありました。細かい格子や、ランダムな柄。表からは見えない場所に、こんな模様が隠れていたのです。色も緑のものがあったので、葉っぱの形で抜こうと思いました。
調べてみると、この模様は「地紋(じもん)」と呼ばれるもの。明細や請求書などを送るときに、中身の文字が透けて読めないようにするための印刷だそうです。中身を守るための模様が、コラージュ素材としては思いがけない柄になる。ちょっとした発見でした。
参考:印刷市場「封筒の内側印刷の機能とは? 仕組みや効果、利用シーンなど徹底解説!」、封筒屋どっとこむ「内側印刷・裏地紋」
グラシン紙は紙と重ねて抜く
葉っぱパーツは窓以外の部分で作りましたが、窓の部分も試しにパンチで抜いてみました。ところが、薄いグラシン紙だけだと、上手く抜けません。
そこで、グラシン紙をほかの紙と重ねてから抜いてみると、上手く抜けました。写真の上にある黄色い封筒の、葉っぱの形の穴が、重ねて抜いた跡です。
- グラシン紙だけでは抜けにくい
- ほかの紙と重ねるときれいに抜ける
- 半透明の葉っぱパーツも作れる
手を動かす作業そのものの楽しさ
そして何より、作業自体が楽しかったのです。封筒を開いて、裏返して、パンチを押す。そのたびに、手元に葉っぱが一枚ずつ増えていきます。
封筒ごとに違う模様や色が、小さな葉っぱになって集まっていく。整理のつもりで始めた作業が、楽しい時間になりました。
コラージュ素材の保管と使い道
素材は、作って終わりではありません。小さな葉っぱパーツは、そのままにしておくと散らばってしまいます。窓のシートも、折れたりしわになったりしやすいもの。しまい方を決めておくと、使いたいときにすぐ取り出せます。そして、作った素材を何に使うか。考えるだけでわくわくするのも、素材づくりの楽しさです。ここでは、私の保管方法と、これから挑戦してみたい使い道を紹介します。
A6システム手帳で保管
作った素材は、A6サイズのシステム手帳にまとめて保管しています。100円ショップで買ったものです。
中には、次の2種類のリフィルを入れて使っています。
- クリアポケットのリフィル
- ポケットが3つあるリフィル
システム手帳なら、リフィルを足したり入れ替えたりできます。素材が増えても、ページを足していけるのがうれしいところです。
コラージュに使う
まずは、コラージュに使ってみたいと思っています。緑や格子柄の葉っぱ、エンボスの凹凸がついたクラフト紙の葉っぱ、そしてグラシン紙の窓のシート。
窓の中にほかの素材を入れたり、窓を枠として使ったり。同じ素材でも、組み合わせ次第でいろいろな表情になりそうです。
ジャンクジャーナルに挑戦したい
最近気になっているのが、ジャンクジャーナルです。包装紙やチケットなど、捨ててしまいそうな紙ものを使って作る手づくりの冊子のこと。たまった封筒から作った素材は、まさにぴったりです。
じつは、ジャンクジャーナルとコラージュの違いは、まだよく分かっていません。調べて分かったことは、この記事のFAQにまとめました。
ゼンタングルとの組み合わせ
もうひとつ挑戦してみたいのが、ゼンタングルとの組み合わせです。封筒の裏側の模様や、エンボスの葉っぱ。そこにゼンタングルの線を合わせたら、どんな作品になるのか。
まだ試していないからこそ、楽しみがふくらみます。できあがったら、またブログで紹介しますね。
コラージュ素材づくりのFAQ
封筒でコラージュ素材を作るときに、気になりそうなことをまとめました。私自身が作業しながら疑問に思ったことや、調べて分かったことも入れています。これから始める方の参考になればうれしいです。
封筒の窓は何でできている?
封筒の窓には、主にグラシン紙と、セロハンなどのプラスチック素材のフィルムが使われています。グラシン紙は半透明の薄い紙。紙なので、窓をはがさなくても紙としてリサイクルできるそうです。フィルムの窓は透明度が高く、自治体によっては分別が必要になることもあります。
参考:封筒・紙袋通販.com「窓付き封筒で使用される素材の種類について解説します!」
グラシン紙がパンチで抜けないときは?
ほかの紙と重ねてから抜いてみてください。私が試したときは、薄いグラシン紙だけでは上手く抜けませんでした。でも、紙と重ねて抜くと、きれいに葉っぱの形に抜けました。
素材に向いている封筒は?
私が素材に向いていると感じたのは、次のような封筒です。
- 窓がグラシン紙の封筒
- クラフト紙の茶封筒
- 裏側に模様(地紋)が入った封筒
エンボスパンチを使うなら、しっかりめの紙のほうが凹凸がきれいに出ます。
宛名や個人情報の部分はどうする?
DMや明細の封筒には、宛名や住所、お客様番号などが印刷されていることがあります。一般的には、こうした部分は素材に使わず、切り取ってから処分するのが安心です。窓の部分にも、中身の文字が写り込んでいないか確認しておきましょう。作品をSNSやブログに載せるときも、写り込みがないか見直しておくと安心です。
コラージュとジャンクジャーナルの違いは?
コラージュは、1ページや1枚の作品として、素材を組み合わせて楽しむもの。ジャンクジャーナルは、包装紙やチケットなど捨ててしまいそうな紙ものを使って、ノートや冊子そのものを作りながら楽しむものです。
ただし、はっきりした線引きがあるわけではないそうです。コラージュしたページを一冊にまとめればジャンクジャーナルに、ジャンクジャーナルの1ページだけを見ればコラージュ作品に。封筒から作った素材は、どちらにも使えます。
参考:Memento「ジャンクジャーナルとコラージュの違いとは?楽しみ方や使う素材を解説」
まとめ
たまっていたDMや明細の窓付き封筒を、コラージュ素材に変えてみました。整理を兼ねて始めた作業でしたが、封筒の知らなかった一面に出会える時間にもなりました。
- 開いて裏返した封筒の裏側
- シートのまま残す窓の部分
- 窓以外の部分で作る葉っぱパーツ
- 紙と重ねて抜くグラシン紙
- しっかりめの紙できれいに出るエンボス
- A6システム手帳のポケットで保管
手元に、ついつい残してしまった封筒はありませんか? 捨てる前に一度、開いて裏返してみてください。思いがけない模様が見つかるかもしれません。クラフトパンチがひとつあれば、今日からでも始められます。
私はこれから、コラージュやジャンクジャーナル、ゼンタングルとの組み合わせに挑戦していくつもりです。実際にパンチしたり切ったりしていると、ほかにもアイデアが浮かんでくるかもしれません。なぜかひかれるグラシン紙の透け感を、どう活かそうか。それを考える時間も、今の私の楽しみです。

